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2.3 単純なロジック

本節では、Server(Rich)版を利用し、単純なロジックを行う方法について学習する。

概要

図のように単純なロジックを実装する。ビジネスロジックの機能としては、リクエストデータをそのままレスポンスデータに格納して総件数を設定して返す機能とする。



1. TERASOLUNAテストクライアント画面リクエストデータを作成して送信する。
2. リクエスト名と“tutorial-controller.xml”ファイルをもとにコントローラを取得する。
3. 取得したコントローラを実行する。
4. リクエストデータをもとにXMLServletRequestDataBinderを使ってビジネスロジックの入力となる入力クラス(JavaBean)へ変換する。
6. “tutorial-businessLogic.xml”ファイルをもとにビジネスロジックを実行する。
   ビジネスロジックでは、入力されたJavaBeanの属性の値及び総件数を実行結果用のJavaBeanに格納して返却する。
9. ビジネスロジックから返却された出力クラス(JavaBean)、“namespaces.properties”ファイル、マッピング定義ファイルをもとにレスポンスデータを生成し、ビューを実行する。
10. CastorViewを使ってクライアントに送信する。
   テストクライアント画面に応答電文が正しく表示される。(画面下部に応答電文が表示される)。

  • リクエストデータ・・・ユーザID、ユーザ名、年齢、生年月日
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <UserBean>
        <id>1</id>
        <name>テラソルナユーザ1</name>
        <age>28</age>
        <birth>1978-01-14T12:34:56</birth>
    </UserBean>
    
  • レスポンスデータ・・・総件数、ユーザID、ユーザ名、年齢、生年月日
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <resultData>
        <totalCount>1</totalCount>
        <userBean>
            <id>1</id>
            <name>テラソルナユーザ1</name>
            <age>28</age>
            <birth>1978-01-14T12:34:56.000+09:00</birth>
        </userBean>
    </resultData>
    

必要となる作業

本節では以下の作業が必要になる。


次項:2.3.1 入出力クラスの作成

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