Tkには、ウィンドウマネージャとやり取りするために、便利なコマンドwm
があります。wm
コマンドへのオプションを使うとタイトル、位置、アイコン・ビットマップなどのようなものをコントロールすることができます。Tkinterでは、これらのコマンドがWmクラスのメソッドとして実装されています。トップレベル・ウィジェットはWmクラスからサブクラス化されるので、直接Wmのメソッドを呼び出します。
与えられたウィジェットを含むトップレベル・ウィンドウを得るために、多くの場合ウィジェットのマスタへ問い合わせることができます。もちろん、ウィジェットがフレームの内部にパックされているならば、マスタはトップレベル・ウィンドウを意味しないでしょう。任意のウィジェットのトップレベル・ウィンドウを得るために、_root()メソッドを呼び出すことができます。このメソッドはこの関数が実装の一部であり、Tk機能へのインターフェイスではないという事実を示す下線で始まっています。
以下に典型的な使い方の例をいくつか挙げます:
import Tkinter class App(Frame): def __init__(self, master=None): Frame.__init__(self, master) self.pack() # アプリケーションを作成します myapp = App() # # ここは、ウィンドウマネージャ・クラスへのメソッド呼び出し # myapp.master.title("My Do-Nothing Application") myapp.master.maxsize(1000, 400) # プログラムを開始します myapp.mainloop()
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