一般資料
最良な配信のために
HendrikMans
高いビットレートは使うな!
これはたぶん放送する人にとって最も重要な情報となるだろう。 通常kbit/sやkbpsのように表現されるストリームのビットレートは、 1秒当たりに使われるビットの数だ。 私が言いたいのは、、低いビットレートを使おうということ。 ストリームの音質が悪くなると気にするかもしれないが、付き合ってくれ。 すぐに終わるから。
PeerCastで放送するときには、この二つのことを考えなければならない。
- ストリームのコピーを最低でも1つ、できれば2つ以上に加えて、 多少のオーバヘッドをアップロードできなければならない。 もし128kbit/sでアップロードに制限をかけていた(大半のDSL *1 やCATV経由の接続の場合)なら、 それより低いビットレートをストリームに選ぶだろうし、 もし十分に低くすれば一度に2つもアップロードできる。
- もう一つ重要なのは、リスナもあなたのストリームを 最低1つ、できたら2つ以上はアップロードできるように しなければならないということを、あなたが覚えておくこと。 全てのリスナがまたリレーするという原則を PeerCastは当てにしているから、これはとても重要なんだ。
殆どのユーザのアップロード許容量などを考えれば、 なぜ放送に用いるのかをすぐ理解できるはず。 例えば、全てのリスナをサポートするのに十分な帯域をあなたが持っていないのに、 128kbit/sのMP3を使うというのは非常に頭が悪い (しかしこの場合、PeerCastを使う必要も要望もない)。
MP3しか使ったことのない人たちには、 それより低いビットレートのストリームでは音質が悪くなることが心配なのかもしれない。 しかし、とても簡単な解決策がある。MP3の代わりにOggVorbisを使えばいい。 PeerCastはこのフリーなオーディオコーデックを組み込みでサポートしているし、 とても有名なメディアプレーヤで再生することができる (意味深な例外としてWindowsメディアプレーヤがあるが、 OggVorbisストリームのサポートは既に動き始めている)。 OggVorbisの良い部分は低ビットレートでの音質が大抵の場合MP3なんかより良いんだ。 OggVorbisは同じ音質を得るのに 大体MP3の半分というわずかなビットレートしか必要としない。
まとめると、高品質の放送をするのであれば、 128kbit/sのMP3を使わないで、64kbit/sのOggVorbisを使えばいい。 音質は大体同じで、さらにあなたのストリームをPeerCastネットワークへ広げるのが とても簡単になるだろう。
チャンネル名とジャンルはまともなのを使ってくれ。
全然難しくないし、二度と繰り返さないはずだ。 放送時、あなたのチャンネルは全てのPeerCastユーザのチャンネルリストや YPにも表示されるということを覚えていてくれ。 リスナを増やしたいなら、チャンネルに 「My channel」「asdfqwerty」という名前を付けるな。 意味のある名前を付け、 音楽/他の音声など素材にあった大体のジャンルを設定しろ。
チャンネルIDガイド
HendrikMans
チャンネルIDには32個の文字列で、 PeerCastネットワーク上のストリームを一意的に識別するために使われている。 そう、そのごちゃごちゃした F9542853E84858600C7F37572E288485のようなもののことだ。 これの良い点は、PeerCastネットワーク内の全ての場所から 誰もがチャンネルを参照する事だ。 PeerCastにストリームが始まっていることを知らせることが、 peercast://形式のリンクを使うことでできる。
自分で放送しているのか、誰かのチャンネルをリレーしているだけかに関係なく、 自分のPeerCastの「All channels」「Relayed channels」リストの「Info」リンクから、 見つけたチャンネルのIDを調べることができる。
もし放送者なら、あなたの放送局のチャンネルIDはある状況で変化する事に 気づかなければならないだろう。 ウェブサイトからリスナへpeercast://リンクを用いて知らせているのなら、 こまめにIDが変化していないことを頻繁に確認しなくてはならない。
幸いIDの生成はランダムというわけではない。 かなり確実にそれをコントロールできる。
知っておくことは、3つの情報を集めて16バイトの16進数にエンコードして チャンネルIDは生成されるということだ。
- チャンネル名*2
- ストリームのビットレート
- ストリームのマウントポイント
- 自分のIPアドレス
後者は気にしなくていい。チャンネルIDからそれらの値を計算することは不可能だから。 そして、これらの値の一つでも変化すれば、チャンネルIDも変化するということを意味し、 これが重要なかけら(bit)でもあるということだ。 つまりあなた次第であることを意味する。
- チャンネル名を変更する。
- 別のビットレートに切り替える。
- 異なるマウントポイントか、再接続によって別のIPアドレスを使う。
チャンネルIDは変わり、既に配布していた全てのpeercast://リンクは無効になる。
peercast://リンクの使い方
HendrikMans
peercast://リンクはv0.110からの画期的な新機能だ。 通常、この新機能であなたのウェブサイトからストリームへ 直接リンクすることができるようになる。 リスナにまずチャンネルを「捕まえて」と伝えた後に 「RECEIVE」になるまで待ち「Play」をクリックしてもらう代わりに、 新しいpeercast://のURLを使って簡単にストリームへ直接リンクすることができる。
通常、peercast://タイプのURLは次のフォーマットになる。
peercast://pls/[<channel ID>または<channel name>]
例えば、あなたの放送局のIDが9CB8167E9EA18B0EDEBDCB4AD0FE6B39であれば、 peercast://タイプのURLは次のようになる。
peercast://pls/9CB8167E9EA18B0EDEBDCB4AD0FE6B39
PeerCastウェブインタフェースの「Relayed channels」ページ上の、 「Stream」列に使われているリンクから ストリームのチャンネルIDを見つけることができる。
そしてリスナにチャンネルを知らせるには、 次のようなリンクを放送局のウェブサイトに載せるだけでいい。
<a href="peercast://pls/9CB8167E9EA18B0EDEBDCB4AD0FE6B39">
または
<a href="peercast://pls/myradio">Listen to my station!</a>
誰かがこのリンクをクリックすると、 その人のPeerCastはそれを捕まえて自動的にチャンネルの再生を始める。いいだろ? どう考えてもリスナが既にPeerCastをインストールしていなければならないのが 唯一の欠点だが。
*1海外のDSLは、下り256kbps、上り128kbpsの場合が多いです。日本のADSLは特殊だと思って下さい。欧米の数年先の回線が各家庭まで普及しているのです。
*2先頭から16バイトのみ用いられるようです。